SACDオリジナル仕様

スーパーオーディオCD
	次世代の高密度オーディオディスク（とりわけCDよりも優れた著作権保護システムを実現するため）に興味を持っている世界の音楽編集会社は、数年前に国際運営委員会（ISC）に集結しました。 世界の6つの編集会社のマネージャーのほかに、レコーディング業界の主要3つの業界団体、すなわちレコーディング業界協会（RIAA）、レコーディング業界協会（RIAJ）、ヨーロッパの国際レコード連盟（IFPI） ）。
	ISCは、次世代のデジタルオーディオディスクに関する重要な技術要件の「希望リスト」を迅速に設定しました。 まもなく、この新しいフォーマットの解決策は、そのようなディスクに書き込まれる音楽の著作権を所有するISCの承認を必要とすることが明らかになりました...新しいオーディオディスクによって達成されるべき13の重要ポイント以下。 次に、これらのすべての要件とSACDの適合性について簡単に説明します。
	1 アクティブ著作権管理システム（ACMS） 新しいフォーマットは、アクティブ著作権管理システム（ACMS）に必要なデータ、回路、機構またはICを受け入れるべきです。 以前の著作権システムと互換性があるはずです。 2 著作権の識別 ACMSおよびISRC（ISO3901）が要求するデータ情報は、新しいフォーマットのデジタルオーディオ信号に含まれ、あらゆるデジタル出力を介して送信される必要があります。 3 海賊対策 事前記録されたディスクにはSIDコードが含まれている必要があります。 デジタルオーディオフォーマットは、著作権と著作権侵害の防止のための情報データを格納するのに十分なスペースを提供する必要があります。 すべての記録可能なディスクは、事前に記録されたディスクとの混乱を避けるために容易に認識可能でなければなりません。 可能であれば、ISDコードはCD-Recordableディスクに書き込む必要があります。 すべての録音デバイスは、次の情報を生成して記録する必要があります。 記録装置のブランド、モデル、シリアルナンバーを知るための識別コード ディスクに書き込まれた余分なコードは、デバイスの総記録時間とこのデバイスで記録されたディスクの数を含みます（もちろん、このカウンタをリセットする必要はありません） 4 互換性 新しいシステムは、CDオーディオディスク（CD-DA）を再生する必要があります。 新しいフォーマットのディスクには、現在のCDプレーヤーと互換性のあるレイヤーが必要です。 5 オーディオ、ビデオ、データストレージ オーディオのほかに、新しいフォーマットにはビデオとデータの領域が含まれている必要があります。 6 条件付きアクセス ディスクのオーディオコンテンツに条件付きでアクセスするべきではありません。 ただし、認定されたユーザーが追加のコンテンツにアクセスできるようにすることができます。 7 最高品質の2チャンネルステレオおよび6チャンネルサウンド 新しいシステムは、次の特性を持つ8つの独立した出力チャネルを提供する必要があります。 2つの高品質ステレオチャンネル 6つの余分なチャンネルが最高の品質でディスクスペースで許可されています ロスレス符号化方式は、認定されたアルゴリズムで使用する必要があります 8 音質を損なうことなくアーカイブとマスター転送 今日のマスターから入手可能なオーディオデータは、音質を損なうことなく新しいサポートに転送する必要があります。 一方、新しいフォーマットは、現在のデジタルオーディオフォーマット（16ビット/44.1kHzを含む）への転送を提案するべきである。 9 テキストを含む拡張ディスク機能 これらの拡張機能は、多くのオプションを含む強制的な機能（ディスクタイトル、著者名、トラックタイトル、トラック番号とインデックス、ビデオコンポーネント、時間情報）を提供する必要があります 10 パッケージング 梱包にはキャディーやカートリッジは含まない 11 耐久性 新しいシステムは、傷のような小さな変更には、コンパクトディスクよりも良い保護を提示する必要があります。 12 ディスク面 片面ディスクが好ましい 13 ディスクサイズ 直径12cmのディスク（4.75 "）が好ましい
	これまでのところ、SACDフォーマットのみが上記のすべての要件を満たしています。特に、高密度ディスクと既存のCDプレーヤーとの互換性を保証する4番目のフォーマットです。 このような互換性は、現在市販されている500万人のCDプレーヤを考慮して必要とされ、CDレッド互換の反射層を含むSACDディスクのハイブリッドディスク構造によって保証されている。 逆に、市場にある10億個のコンパクトディスクも新しい高密度オーディオプレーヤーに受け入れられることは明らかです。
	著作権に関して、SACDはディスクIS、ISRCおよびSIDコードを運ぶことができる完全に透明な電子透かしを選択しています。 また、SACDディスクの海賊版コピーと正当なものを区別することも簡単です。目に見えて目に見えない電子透かしもあり、簡単に削除することはできません。 デジタルウォーターマーキングのもう1つの利点は、最終的に埋め込まれた「目」に対応する可能性です。
	DVD-Audioが優れた著作権保護システムを生み出す上での困難は、SACDのデジタル透かしを最も信頼できる著作権侵害対策の1つとして促進するのにも役立っています。
	SACDの最も魅力的な機能の1つは、今日もデジタルオーディオでは匹敵しないような非常に高いオーディオ品質です。 DCから100kHzの周波数応答と、オーディオ帯域の120dBを超えるダイナミックレンジを備えたSACDは、サウンドモード、ステレオ、またはマルチチャンネルのいずれの場合でも、オリジナルの音楽トラックを細部まで再現することができます。
	要約すると、SACDは5つの主な技術のおかげで、新しい高密度デジタルオーディオフォーマットのためのISCの仕様の13のすべての要件を満たしています。
	ハイブリッドディスク技術により、SACDディスクはSACDと従来のCDプレーヤーの両方に対応します。 このようなディスクは、通常のCD層と付加的な半透過性の高密度層の2つの層からなる。 DSD（Direct Stream Digital）は、元のオーディオ波形を2.8224MHzのサンプリング周波数を使用して1ビット表現で変換するために使用されます。 これは今までのところアナログまたはデジタルオーディオプレーヤーでは達成されなかった音質につながります。 スーパービットマッピングダイレクト（SBM Direct）は、元のDSD信号から現在のどのデジタルフォーマット（16ビット/ 44.1 kHzを含む）でも最高の音質を提供するダウンコンバージョンシステムです。 ダイレクトストリーム転送コーディングは、光ディスクのデータ容量を増やすために開発されたので、片面12cmディスクに2チャンネルステレオ、6チャンネルオーディオ、追加テキスト、グラフィックス、ビデオ情報を組み合わせることができます。 電子透かしは、最も信頼性の高い著作権保護と著作権侵害防止システムの1つです。